DX STRATEGY SUMMARY
大鎮キムラ建設株式会社のDX戦略について
大鎮キムラ建設株式会社は、2026年8月に全社的なDX戦略を策定しました。デジタルトランスフォーメーション(DX)を単なるITツールの導入ではなく、住宅品質、お客様満足、業務生産性及び社員の働き方を向上させるための経営改革と位置づけています。
OUR COMMITMENT
住まう人の笑顔を、デジタルの力で未来へつなぐ。
私たちは、DXを単なるITツールの導入や業務効率化ではなく、住まいづくりの品質向上、お客様満足度の向上、社員の働き方の改善につなげる経営改革として位置づけています。本ページでは、そのための経営方針、DX戦略、推進体制、環境整備、成果指標及び代表取締役社長の考えを公表します。
01 MANAGEMENT VISION
企業経営の方向性及び
情報処理技術の活用の方向性
経営理念
われわれは
お客様によろこばれる仕事を通じて
世の中の発展と繁栄に貢献し
あわせて全員の成長をこいねがう
運命共同体としての同志と
1.お客様第一主義
2.われわれグループの成長と安定に全力をつくし
3.全員の物と心の向上に努力する
以上3つのメリットが一致するような経営を行う事により広く社会に奉仕する。
ありがとうございました。
ビジョン
住宅を通じて出会ったすべての方に喜んで頂き幸せを創る会社になる。
経営環境の変化と
当社への影響
私たち大鎮キムラ建設株式会社は、苫小牧・室蘭・千歳・札幌を中心に、地域の気候や風土に適した住まいを提供してきました。「住まう人がずっと笑顔でいられる家づくり」を大切にし、年中快適に過ごせる良質な住まいを、環境にも家計にも配慮した価格で提供することを目指しています。
一方、建設・住宅業界を取り巻く環境は大きく変化しています。
- 01建設・住宅業界における人材不足と、大工・施工技術者の高齢化
- 02担当者個人の経験や判断に依存する業務と、技術・知識の継承
- 03長時間労働をはじめとする社員の業務負担
- 04建築資材・人件費の高騰による住宅価格への影響
- 05省エネ・高性能住宅への需要と基準の高まり
- 06お客様の価値観や暮らし方、住宅に求める条件の多様化
安定した施工品質とお客様満足を維持・向上させるためには、担当者個人の経験や判断に依存した業務から脱却し、必要な情報と知識を全社で共有・活用できる仕組みが必要です。これらの環境変化を大きな経営課題であると同時に、データとデジタル技術を活用して家づくりと働き方を進化させる機会と捉えています。
DX経営方針
お客様第一主義を基本に
DXを経営改革として
推進します。
当社は、経営理念に掲げる「お客様第一主義」を基本とし、「住宅を通じて出会ったすべての方に喜んで頂き幸せを創る会社になる」というビジョンの実現を目指します。そのため、各部門に分散している情報をつなぎ、お客様情報や業務データを活用して、より早く、正確で、一人ひとりに合った提案と家づくりを実現します。
02 DX STRATEGY
ビジョン実現に向けた
DX戦略
顧客、営業、設計、施工、経理、マーケティング等のデータをつなぎ、業務の正確性と生産性を高めるとともに、データに基づいて迅速に判断できる会社を目指します。
01 実施・開発中
顧客・業務情報の一元化
お問い合わせからご提案、契約、施工、引渡し、アフターサービスまでの情報を一貫して管理できる環境を整備します。
02 実施中
部門間のデータ連携
営業、設計、施工、経理、マーケティング等に分散する情報を連携し、重複入力や確認作業を減らします。
03 実施・開発中
工程・施工品質の可視化
工程、図面、発注、検査等の情報をデジタルで管理し、遅延や不足事項を早期に把握できる状態を目指します。
04 開発中
データに基づく経営判断
売上、原価、粗利益、契約・着工・完工棟数、工程、部門実績、集客状況等を可視化し、迅速な意思決定につなげます。
05 実施・検証中
AI・自動化の業務活用
資料、文章、報告書の作成や定型的な集計作業にAI・自動化技術を活用し、社員が人にしかできない業務へ集中できる環境を整えます。
06 実施中
マーケティングの高度化
GA4、広告、Web行動データ等を収集・分析し、経験だけに依存しない集客施策の改善を継続します。
DX推進ロードマップ
2026年度 基盤整備
現状把握、システム選定・開発、一部運用開始、部門間データ連携
2027年度 活用拡大
運用範囲の拡大、全社的なデータ活用、教育・運用ルールの定着
2028年度以降 継続改善
全社データ活用の高度化、成果検証、システム・業務プロセスの継続的な改善
03 ORGANIZATION & PEOPLE
戦略を効果的に
進めるための体制
DX統括責任者代表取締役社長
基本方針の決定/重要施策・投資の承認/全社への方針発信
全社横断組織AI・DX推進室
社員3名が実務責任者となり、各部署の課題把握、ツールの検討・試験導入、運用支援、効果検証を実施
月2回の推進会議
当社は、DX戦略を全社的かつ継続的に推進するため、代表取締役社長をDX統括責任者とし、AI・DX推進室を新たに設立しました。AI・DX推進室の社員3名は実務責任者となり、代表取締役社長が決定・発信する基本方針を遂行します。所属部署に限定せず、営業、設計、施工、経理、マーケティング、アフターサービス等の業務課題やデジタルツールに対する要望を把握し、全社を横断して取組みを推進します。
人材育成・確保の方針
社員が自らデジタルを
活用し、業務を改善
できる組織へ
AI・DX推進室が中心となり、社員のデジタルリテラシー向上を進めます。デジタル・AI・情報セキュリティに関する基礎教育、業務改善事例の共有、ツール導入時の操作支援を段階的に実施します。また、必要に応じて外部専門家・開発会社の知見を活用し、社内人材への知識移転と実践力の向上を図ります。
04 DIGITAL ENVIRONMENT
最新の情報処理技術を
活用するための環境整備
既存システムを有効活用しながら、分散するデータを段階的に連携し、将来の変化に対応できる柔軟なIT環境を整備します。
| 対象業務 | システム・環境 | 状況 |
|---|---|---|
| 顧客名簿 | Google スプレッドシート | 運用中 |
| 顧客・工程・図面・業者発注 | ANDPAD | 運用中 |
| 会計・集計 | 会計システム/Google スプレッドシート | 運用中 |
| 社内情報共有 | Google Workspace/Google ドライブ/Chatwork | 運用中 |
| 顧客管理・経営情報 | 社内独自システム/経営ダッシュボード | 外部開発中 |
| 施工・経営データ連携 | ANDPAD API連携 | 開発中 |
データ連携基盤
外部開発会社へ、社内独自の顧客管理・経営ダッシュボードを発注し、当社業務に合わせたカスタマイズを進めています。将来的にANDPADとAPIで連携し、必要な情報を一元的に把握できる環境を構築します。
経営ダッシュボード
売上、原価、粗利益、契約・着工・完工棟数、工程進捗、部門別実績、集客・来場・契約状況等を可視化します。タスクと工程の進捗から、確認申請や業者発注等の不足事項を把握できる仕組みを整備します。
クラウド・AI活用
Google Workspaceを共通基盤として利用し、部署や担当者に応じた閲覧・編集権限を設定します。AIの活用については、利用目的、入力可能な情報、確認責任等のルールを整え、安全な業務活用を進めます。
情報セキュリティ
会社が発行したアカウントの適切な管理、アクセス権限の設定、2段階認証の段階的な必須化、バックアップ、インシデント対応手順、社員教育等の対策を推進します。
05 PERFORMANCE INDICATORS
戦略の達成状況に
係る指標の決定
AI・DX推進室は次の指標を継続的に確認し、代表取締役社長へ報告します。確認結果を踏まえ、施策の優先順位、システム運用及びDX戦略を見直します。
01 システム整備
独自顧客管理・経営ダッシュボード及びANDPAD連携の進捗
02 データ活用
必要な顧客・施工・工程データの登録率
03 生産性
経営・部門実績の集計及び報告書作成に要する時間
04 工程管理
期限を超過した未完了タスク数と、遅延原因の解消状況
05 施工品質
検査における指摘・是正項目数と対応状況
06 マーケティング
広告経由の来場獲得単価及び集客・来場・契約状況
07 人材育成
デジタル・AI・情報セキュリティ教育の実施状況
08 セキュリティ
会社アカウントにおける2段階認証の設定率
確認・見直し
月2回のAI・DX推進室会議で進捗と課題を確認し、必要に応じて改善を実施します。また、少なくとも年1回、DX戦略、ロードマップ及び成果指標の妥当性を検証し、見直します。
情報処理システムの課題把握
代表取締役社長の主導のもと、AI・DX推進室が各部署から利用状況、不具合、重複入力、データの不足、操作上の課題及び情報セキュリティ上の懸念を収集します。把握した課題は月2回の会議で整理し、優先順位を定めて、運用改善、システム改修又は新たなツールの検討につなげます。
06 MESSAGE FROM THE PRESIDENT
実務執行総括責任者によるDX戦略の情報発信
お客様第一の家づくりを、変化の時代にも守り続けるために。
建設・住宅業界では、人材不足や技術者の高齢化、資材価格の上昇、お客様のニーズの多様化など、大きな変化が続いています。こうした環境の中でも、お客様に安心して住まいづくりをお任せいただき、良質な住まいを提供し続けることが、当社の責任です。
そのためには、これまで培ってきた人の経験や技術を大切にしながら、データとデジタル技術を活用し、情報を正確に共有できる仕組み、社員がより重要な仕事に集中できる環境、迅速に判断できる経営体制を整える必要があります。
私は代表取締役社長及びDX統括責任者として、DXを経営課題として位置づけ、必要な施策と投資を判断し、AI・DX推進室と全社員が一体となって取組みを進めます。DXを通じて施工品質、業務精度、お客様満足を高め、地域に必要とされ続ける住宅会社を目指してまいります。
大鎮キムラ建設株式会社
代表取締役 木村匡紀
QUESTIONS & ANSWERS
大鎮キムラ建設のDXに
関する主な質問
大鎮キムラ建設がDXで
目指すものは何ですか。
住宅品質とお客様満足を高め、社員が重要な業務に集中できる環境を整え、経営者と各部門の責任者がデータに基づいて迅速に判断できる会社を目指します。
DXは誰が推進しますか。
代表取締役社長をDX統括責任者とし、社員3名で構成するAI・DX推進室が全社横断で実務を推進します。AI・DX推進室は月2回会議を行い、各部署の課題と施策の進捗を確認します。
どのようなデータや
システムを活用しますか。
ANDPAD、Google Workspace、Google スプレッドシート等を活用しています。現在は、ANDPADとのAPI連携を前提とした社内独自顧客管理・経営ダッシュボードの開発を進めています。
DX戦略の進捗は
どのように確認しますか。
システム整備、データ登録、生産性、工程管理、施工品質、マーケティング、人材育成及び情報セキュリティの指標を継続的に確認し、月2回の会議と少なくとも年1回の戦略見直しにつなげます。














