家族の暮らしを豊かにする
「スタディコーナー」のすゝめ
最近の家づくりで人気を集めている「スタディコーナー」。
専用の書斎を設けるほどではないけれど、ちょっとした勉強や仕事、趣味の時間に使える場所がほしい。
リビングやダイニングの一角に小さな作業スペースをつくりたい。
そんなご要望をいただくことが年々増えています。
今回は、そんなスタディコーナーの魅力とつくり方を解説します。
目次
スタディコーナーのメリットと注意点
スタディコーナーを設けると、子どもの学習状況を見守りやすく、分からないこともすぐに質問できる環境が整います。
ダイニングテーブルを食事専用にできる点も大きなメリット。
また、大人にとってはパソコン作業や家事の合間のワークスペースとして活用でき、暮らしの効率も高まります。
一方で、リビングが狭く感じたり、子どもが成長して使わなくなったりする可能性もあります。
設計の段階で「将来はどう使うか」をイメージしておくことが大切です。
使いやすいスタディコーナーをつくる工夫
快適なスタディコーナーにするには、まず電源の確保が欠かせません。
タブレットやPC、照明などを考えると、コンセントは多めに用意しておくと安心です。
また、収納スペースも重要。
教材や文具、書類などが散らかりやすいため、吊戸棚やデスク下の収納を組み合わせるとすっきり使えます。
さらに、集中を妨げるテレビや通路の近くは避け、必要に応じてパーテーションで視線を遮ると、落ち着いた空間になります。
将来を見据えた活用方法
子どもが小さいうちは勉強スペースとして活用できますが、成長して自室で学習するようになれば役割は変わります。
その後はパソコンルームや読書スペース、家計簿や書類整理の場所として活用するのもおすすめです。
最初から「家族全員が使える多目的空間」として設計しておくことで、長く暮らしに寄り添うスタディコーナーになりますよ!
いかがでしたか?
スタディコーナーは、子どもの学習を支えるだけでなく、大人にとっても使い勝手のよい「家族共有のワークスペース」。
メリットとデメリットを理解し、工夫を取り入れることで、暮らしの質を高める大切な空間になります。
これから家づくりを検討される方は、ぜひ将来まで見据えてスタディコーナーを取り入れてみてはいかがでしょうか。